慢性腎不全と診断され、腎臓の働きが障害された場合に行われる人工の装置(人工腎臓)を用いて血液を透析し、本来腎臓から排泄されるべき有毒物質を除去する治療法です。
慢性腎炎、糖尿病性腎症などの病気が悪化すると、腎臓の機能が低下し、水分・老廃物・電解質など体液の調節ができなくなります。この状態を腎不全といい、進行すると水分や老廃物が体内に蓄積して、尿毒症、肺水腫、中枢神経・消化管の出血といった症状を引き起こし、生命の維持が困難になります。
人工透析を行うことで、障害を受けた腎臓の働きの一部を補うことができます。
具体的には、
透析治療は、一般的には週に3回、3~5時間ほど行われます。
シャント手術をして静脈に沢山の血液が流れるようにします。血液をシャントから血液ポンプを介して約150~200ml/分の速さで取り出し、ダイアライザー(人工腎臓)の中を通します。
そこでは、人工の膜でできた細い管の内を血液が、外を透析液が流れ、両者間で物質交換が行われます。つまり、不要な物質は透析液に、有用な物質は血液の中に異動し、血液がきれいになり、体に戻ってくるということです。
大朝ふるさと病院において平成16年7月より慢性腎不全の患者様を対象とし、7床のベッドをご用意して主に外来の人工透析を行っています。患者様が快適に透析を受けて頂けるように努めてまいります。
そして患者様が退屈する事なく人工透析を受けていただけるよう、各ベッドに13インチ液晶テレビを備え付けております。また、旅行・帰省などの臨時透析も受付けております。ご希望の方はご相談下さい。
曜日 | 月曜から金曜(午前・1クール) |
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時間 | 午前7時30分から午後5時30分 |
※夜間透析は行っておりません。
※現在、午後の透析は行っておりません。
大朝ふるさと病院 人工透析室
TEL:0826-82-3900(代)内線(132)